佐藤水産の「鰊切込」は創業者・佐藤三男が今から60年以上も前、石狩の名人「金谷のばあちゃん」から手ほどきを受けた直伝の味を基にしています。現在も若干の改良を加えてはいますが、昔ながらの製法で、2ヵ月以上じっくりと熟成発酵させて作り上げています。機械にあまり頼らず、当時の手づくりの味を忠実に再現。お客様によっては少し塩辛く感じるかもしれませんが、これが昔ながらの伝統の味、本物のおいしさなのです。
商品番号 |
15051 |
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内容量 |
鰊切込120g丸カップ |
賞味期限 |
冷凍60日(-18℃以下) |
アレルギー |
該当なし |
商品番号 |
10090 |
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内容量 |
110gビン入 |
賞味期限 |
冷凍60日(-18℃以下) |
アレルギー |
該当なし |
『鰊切込』は、鰊御殿(にしんごてん)が建ち並ぶ北海道の日本海側に伝わる北海道の伝統珍味です。刻んだ鰊を何度も冷水にさらし、余計な脂と臭みを抜く、昔と変わらない手間をかけて製造しています。
北海道が、鰊景気に沸き立った開拓時代。鰊漁の番屋では、働く若衆の胃袋を満たすため、鰊を用いた調味料(魚醤)が使われていました。『 鰊切込 』は、その魚醤づくりの過程で、旨味が増した鰊も食べたのが、始まりと言われています。
現在、醤油のほとんどは、麦や大豆などの穀物でつくられた醤油が大半ですが、北海道のにしん漁で賑わった開拓の時代は、入手困難な「穀物醤油」より、にしんを原料にした「魚醤」のほうが身近に調味料として使われていました。
切り込み(きりこみ)とは、内臓を取り除いた鰊を、包丁でトントンと細かく切り刻むところから、「切込」と呼ばれるようになったと言われています。現在では、発酵熟成を早めるため、室温を上げて人為的に即席でつくられているものが多いようですが、佐藤水産の『 鰊切込 』は、今でも、二ヶ月以上米麹に漬け、じっくり熟成させた昔ながらの伝統製法で、本物の味にこだわり続けています。
「しょっぱすぎる」という、お客様の声もありますが、これが即席の製法では出せない、昔ながらの受け継がれてきた伝統の味、本物です。鰊切込は、そのままご飯の上にのせてお召し上がりいただいてもよろしいですし、「大根おろし」や「とろろ」と一緒にいただくと、さらに旨みが引き立ちます。色々な食べ方でお楽しみください。
佐藤水産の『鰊切込』は、石狩で一番と言われた鰊の切込づくりの名人「金谷のばあちゃん」に伝授されたものです。目はほとんど見えず耳も不自由になっていましたが、彼女が作る鰊切込の評判は、石狩中に行きわたり「金谷のばあちゃんの鰊切込があれば、ご飯は何杯でも食べられる。」と言われるほどだったそうです。
弊社の創業者故佐藤三男は、金谷のばあちゃんを訪ね、三顧の礼をつくし、守り続けてきた直伝の味の手ほどきを受けました。これに若干の改良を加え、二ヵ月以上じっくり熟成させ、当時の味を忠実に再現しています。
佐藤水産では、これからも北海道の伝統的な食材や料理方法を学び、質のよい食品を守り続けていきたいと考えています。北海道のスローフードを是非一度お試しください。